生産的財産分与について

???? Vol.56 ??????????????離婚に際して夫婦の財産を分け与える行為を「財産分与」といいますが、法律上は「生産的財産分与」、「慰謝料的財産分与」、「扶養的財産分与」などのいくつかの種類に分けられています。
こうした財産のなかでも、婚姻期間中に夫婦が協力して築き上げてきた財産については、財産の名義としては夫または妻のどちらかの名義になっている可能性はありますが、それがたとえ夫が会社で働いて得たお金で購入した財産であったとしても、家事などの妻の内助の功なくしては購入し得なかった財産であるという考えのもとに、実質的には夫婦の共有財産であると捉えます。
こうして婚姻中に形成した財産を、いったん夫婦共有の財産と見た上で、夫婦それぞれの貢献度に応じて、財産を公平に分配しようという考え方にもとづく財産分与が「生産的財産分与」であり、財産分与の種類のなかでももっともオーソドックスなものであるといえます。
したがって、厳密に考えれば、財産形成にあたって会社での仕事を通じた貢献が大きかったのか、家事負担による貢献が大きかったのかが争われることになりますが、確実な根拠がなければ主張することも難しいため、実際には夫婦で折半して清算するケースが多くなります。

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